看護学校在学中に精神科看護に興味を持ちました。慣れない精神科病棟での実習は緊張が強かったですが、グループメンバーや先生のサポートのおかげで、とても充実した学びとなりました。そこから精神看護に興味を持ち、9年間病院で勤務した後に大学院に進学し、現在は精神看護学の教育に携わる仕事をしています。私にとって甲賀看護専門学校での3年間が看護の専門性を探求する原点とも言えます。
１学年40人という環境に加え、学校祭や宿泊研修などのイベントを通して学生同士の親睦を深めることができました。そしてこの「仲間」との支え合いが学びの楽しさ、困難さを乗り越える力につながったと思います。同級生には社会人経験を持つ方もおられ、勉強だけではなく生き方や考え方など様々な影響が学びとなりました。さらに、先生方の手厚い指導や自分の興味をみつけられる学習内容が準備されており、恵まれた環境で勉強できたと感じています。
精神疾患を持つ方の苦しみや希望に寄り添った看護の実践は難しさとやりがいに溢れています。実習等で看護学生が精神看護の難しさと向き合い、魅力を感じてくれる瞬間に立ちえることが私の喜びです。