チューリップ通信
特別講演『生きる力~ロヒンギャ難民支援の現場から~』
特別講演を開催しました
世界の医療団で看護師/メディカルコーディネーターとして
木田さんは、文化や価値観を尊重しつつ、
講演ではロヒンギャ難民キャンプについてや文化や習慣、健康問題についてお話いただき、
現在紛争が生じている国の数や紛争や迫害により故郷を追われた人々の数などをクイズ形式で教えてくださいましたので
私たち学生にもわかりやすく、また楽しく学ぶことができました。
講演を聞いた学生の感想を紹介
★難民支援と聞いて、栄養失調や健康の回復に重きがおかれていると思っていました。実際は暑い地域なので生ものは傷みやすく揚げ物中心の食生活で高血圧が多いとのことでした。また、噛みタバコの習慣による肺疾患も蔓延しているそうです。昔の日本のように健康への認識が薄く、食事や生活習慣の指導もされていることを初めて知りました。
★国によって文化が違うので柔軟に対応する難しさを感じました。その人達の生活を理解し、文化や価値観を尊重して関わることが、難民支援の要なのだと学びました。文化や価値の理解、対象を尊重する姿勢は看護の基盤であると思いました。
★「当たり前」が存在しないことを改めて感じた。
★生きる力というのはその人だけの力ではなく、周りの友達や家族などの繋がりがあってこそ、その人にとっての心の支えになり、生きる力が強くなるんだなと感じました。
とても有意義な時間となりました。
木田先生、ありがとうございました。