メッセージ援助計画・実施を通して自分自身の看護の基盤を築くことができました
甲賀看護専門学校の6期生として3年間看護を学び、卒業後は公立甲賀病院の内科病棟、集中治療部を経て現在は外科病棟に勤務しています。
学生時代は、初対面の患者さんとのコミュニケーションを難しく感じ、実習開始後数日間は関係性を築くことに難渋していました。しかし、援助の計画や実施を通して徐々に患者さんを理解し、打ち解け合い、信頼関係が築けるようになっていました。また、患者さんの立場になり真摯に行動する大切さを学び、それは今もなお、自分自身の看護の基盤となっています。
看護師の仕事は、患者さんの健康や生命に関わる大変責任の重い仕事です。しかし、患者さんの一番身近な存在として、状態の変化に気づき治療や支援につなげられた時には、やりがいを感じます。また、チーム医療では様々な職種が協働し一人の患者さんの回復をサポートします。その際、チームの一員として看護の専門性を発揮するだけではなく、患者さんの代弁者として考え行動できることにも喜びを感じます。このようにチームの中において人間的にも成長できる看護師の仕事はとても魅力です。
最近では指導者として教育に携わる機会も増え、伝えるという難しさを感じつつも、看護学生さんからも学びを得ています。患者さんにとってより良い看護が提供できるよう、学生さんと共に学ぶ姿勢で取り組んでいきたいと思っています。